「話せてよかった」と思ってもらうために。療育現場のリアルな声【前編】
日々子どもたちや保護者の方と向き合う現場のスタッフ。
「どんな想いで子どもたちに接しているの?」「保護者との関わりで大切にしていることは?」
今回は、実際に療育を行っているスタッフにインタビューを行い、現場での工夫や関わりの中で感じていることを語ってもらいました。
前半では、保護者さまやお子さんとの日々のコミュニケーションについてのリアルな声をご紹介します。
「信頼を育てる、日々のコミュニケーション」

保護者さまとの信頼関係は、日々の小さな声かけから(インタビュー:Mさん)プレインジム所属
保護者の方と接する際は、「今、何を求めているのか」を意識しています。アドバイスを求めているのか、共感してほしいのか…。そのニーズを丁寧に読み取り、対応を工夫しています。
また、日頃から気軽に声をかけ、家庭や学校での様子を伺うことで、相談しやすい関係づくりを心がけています。小さな変化にも気づき、それを具体的に伝えることで、前向きな関わりに繋げられればと思っています。
「また来たい」と思える場所に(インタビュー:Eさん)プレインジム所属
運動やコミュニケーションに苦手さを持つお子さんも、ここに来ることで「楽しかった」「また来たい」と思ってもらえるような療育を意識しています。楽しい活動の中で、少しずつ心を開いてもらい、その子の思いや好きを引き出すことを大切にしています。焦らず、安心できる関係づくりを日々積み重ねています。
保護者さまとの会話は「安心感」がキーワード(インタビュー:Iさん)プレインジム所属
保護者の方との会話では、声のトーンや表情に配慮し、安心して話していただけるよう心がけています。不安なご相談も、まずはしっかりと受け止めることを大切にしています。過去のやりとりを覚えておき、それを踏まえて会話をつなげることで、「話を聞いてもらえている」と感じていただける関係性を築いています。
次回は後編として、「子どもたち一人ひとりに合わせた療育のために」をテーマに、引き続きスタッフインタビューをお届けします!